谷田部ってところは特別で、
NAにはとっても辛かった。バンクの設計スピードが200km/hと低く、ドライバーにバンク付きコー
ナーを攻めて貰って脱出スピードを稼ぎ、力無いエンジンで計測ラインまで加速させる。
でも谷田部で勝負する事に、当時は意味があった。
誰でも言う言葉だが、バンクから計測ラインまでを、いかに加速させるかが勝負だった。

このNAのエンジンって奴が面白かった。ローでスタートする。まあ、普通のメカチューンだ。廻して行
くと回転と共に力が出てくる、特別驚く所は無い。タコが6800に成ると、それまでも加速しているのだ
がそこからホイールスピンを始める。まるでターボ車に乗っているかのようだ。2、3速と若干、加速は
鈍るが4、5速の通常のNAの力の無さがが無い。ターボとまでは言い過ぎだが9000回転を目指していた頃のエンジンとは比較に成らなかった。

===裏話1(ターボからNAにした時)===
チューナー「どうですか?」
  私  「いやー230位で重いなー」
チューナー「ターボじゃ無いんですから、当たり前です」


===裏話2(ターボからNAにした時)===
「ブーストメーター外す?」
「ラムチャージするかどうか見てみましょうよ」
結局、メーターでは解らなかったがロガーで0.05のブーストがかかっていたことが判明した。(センサーの誤差範囲かな?)
ECU(エンジンコントロールユニット)にはターボ用を使ってました。
(正圧側にもデータが入ってるってこと)


===裏話3(ターボ編)===
シフトアップした時のブーストが上がるのが待てないので
「F1はついてないぜー」の一言でブローオフバルブをつけませんでした。
2週間後タービンのインペラがコンプレッサーハウジングに刺さりました。当時30万円也でした。でも懲りない私達は圧力のかけられるブローオフを選んでました。(頑固だね)


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